まずはバックテストで成績を確認!(無料です。)
過去の値動きデータを利用したバックテストを行い、
自分の作成した自動売買プログラムの成績を検証しましょう。
バックテストはMT4の一つの機能です。もちろん無料です。
バックテストとは?
バックテストとは過去のチャートのデータを元に
自動売買のトレード手法がどの程度有効なものなのかを確かめる機能です。
過去の値動きに対して、
仮想的に自動売買プログラムを稼働させ成績を確認します。
パラメータの最適化も行う機能もあり無料ですがとても多機能です。
トレードは慎重に行うべきです。
そのため、作成した自動売買プログラムをいきなり実戦投入するのではなく、
一度バックテストを行い動作を確認することはリスク回避に繋がります。
実際にやってみよう!
●MT4をダウンロードされていない方はこちら。
●自動売買プログラムを作成されていない方はこちら。
●自動売買プログラムの作成までは終わっているけれど、
MT4へプログラムを入れていない方はこちら。
それでは、実際にバックテストを行う準備に入ります。
過去の値動きデータをダウンロードしよう!
過去の値動きデータはヒストリカルデータと呼ばれています。
これがなくては始まりません。
これまでのデータは無料でダウンロード可能です。
ダウンロードは「ヒストリーセンター」から行います。
(ここではUSDJPY[ドル円]のダウンロード方法を紹介します。)
画面上部の「ツール」から「ヒストリーセンター」をクリックします。
ヒストリーセンターのウインドウが開きます。
「USDJPY」をダブルクリックします。
データを取得したい時間足を選択し「ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードが始まります。完了するまで数分かかる場合があります。
完了後、ダウンロードした時間足を表示させると、
過去のデータが表示可能になっていることが確認できます。
上記の手順で5分足、30分足などの時間足を、
必要に応じてダウンロードください。
バックテストの細かい設定をしよう!
画面上部のアイコン「StrategyTester」(ストラテジーテスター)をクリックします。
すると、画面下部にバックテスト用の設定画面が表示されます。
画像のように設定を入力してください。
簡単に各設定項目について説明します。
◆エキスパートアドバイザー
使用する自動売買プログラム(EA)を選択します。
◆通貨ペア
テストする通貨ペアを選択します。
◆モデル
使用するチャートデータを選択します。
正確性の高い「全ティック」がオススメです。
◆日付と時間を使用
テスト期間を選択します。
◆期間
1時間足などの時間足を選択します。
パラメータの設定をしよう!
次にパラメータの設定を行います。
「エキスパート設定」をクリックします。
すると別ウィンドウが開きます。
初期証拠金「10000、USD」を選択します。
基本的には初期証拠金の設定だけでOKです。
◆初期証拠金
バックテストでの証拠金です。
◆ポジション
売買の種類を選択します。
「Long & Short」買い、売りの両方でテストします。
「Long Only」買いのみでテストします。
「Short Onlly」売りのみでテストします。
バックテスト開始!
いよいよバックテストスタートです。
「スタート」ボタンをクリックすると開始します。
プログレスバーが100%まで達するとテスト完了です。
バックテストの結果を確認しよう!
バックテストが完了すると、
「結果」「グラフ」「レポート」タブが現れます。
「グラフ」タブをクリックすると、収益の結果がグラフで確認できます。
「結果」タブをクリックすると、それぞれの取引の詳細がリストで確認できます。
「レポート」タブをクリックすると、利益、損失、トレード回数、勝率などのデータが確認できます。
レポートは「右クリック」で保存することもできます。
保存を選択すると自動的にレポート画面が開きます。
以上で基本的なバックテストの操作手順の説明は終わりです。